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JPY
Abstract
上皮細胞はアピカル膜とバソラテラル膜とよばれる機能の異なる細胞膜ドメインを恒常的に維持しており,これを上皮細胞の極性とよぶ.上皮細胞における細胞極性の破たんは癌などの病態につながることが知られている.アピカル膜とバソラテラル膜では,細胞膜の構成要素である膜蛋白質や脂質が異なり,非対称な分布を示す.近年,膜蛋白質の解析から,非対称な分布を示す膜蛋白質のなかには細胞極性の形成や維持にかかわるものが明らかになってきた.一方で,脂質の非対称な分布に関しては,長年研究の対象となってきたが,その意義についてはほとんど明らかになっていない.本稿では,上皮細胞の極性形成におけるリン脂質の役割について,著者の研究も併せて,最近の知見を紹介する.
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/content/article/0039-2359/248130/1166