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ホスホリパーゼA2を起点とした脂質ネットワークによる生命応答制御―分泌性ホスホリパーゼA2の新機軸
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JPY
Abstract
ホスホリパーゼA2(PLA2)は,リン脂質を加水分解して不飽和脂肪酸とリゾリン脂質を生成する酵素の一群である.これまでPLA2を起点とした脂質メディエーターの供給プロセスは,アラキドン酸代謝の中心酵素である細胞質PLA2が担うアラキドン酸の遊離のみが知られてきたが,最近,長らく不明瞭であった細胞外リン脂質を代謝する分泌性PLA2(sPLA2)の機能的役割が明らかとなってきた.本稿では,①sPLA2はパラクリン経路を通じて局所細胞外環境のアラキドン酸代謝を動かす,②sPLA2はアラキドン酸(ω6 脂肪酸)遊離酵素として炎症の促進にかかわるだけでなく,ω3 脂肪酸遊離酵素として抗炎症にかかわる,③sPLA2は免疫代謝シグナルを制御する,などsPLA2依存的脂質ネットワークによる生命応答制御の新機軸について紹介する.
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/content/article/0039-2359/248130/949