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日本のガイドラインと世界のガイドライン(3):急速進行性糸球体腎炎の治療
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JPY
Abstract
急速進行性糸球体腎炎(RPGN)は予後不良な腎不全症候群であり,積極的な免疫抑制療法が必要となる.わが国では2011 年に『RPGN の診療指針第2 版』が改訂発表され,ANCA 陽性RPGN および抗GBM 抗体型RPGN の治療指針が提示された.同時期に『ANCA 関連血管炎の診療ガイドライン』も発表されている.また,2013 年に改訂発表された『エビデンスに基づくCKD 診療ガイドライン2013』では,わが国の慢性腎臓病(CKD)に関連するガイドラインとしてRPGN をはじめて取り上げている.一方,諸外国ではANCA 関連血管炎(BSR/BHPR,EULAR),腎血管炎(CALI ガイドライン),pauci-immune 型巣状分節性壊死性糸球体腎炎(KDIGO 診療ガイドライン)に対するガイドラインと学会提言が作成され,厳密にはRPGN とは対象に違いがある.副腎皮質ステロイドとシクロホスファミド(CY)を中心に初期治療を行い,毒性の少ない免疫抑制剤使用の工夫で維持治療を行うことが全世界共通の治療指針となっている.
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