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JPY
Abstract
◎さまざまな遺伝子組換えマウスを用いて,免疫学は20 世紀後半に飛躍的な発展を遂げた.マウスを用いた免疫学を基盤に,ヒトの免疫システムを理解し,現在の医療で克服困難な疾患の克服をめざすことが望まれる.著者らはヒト造血幹細胞を免疫不全マウスに移植することで,造血・免疫系ヒト化マウスを作製した.ヒト化マウスは,ヒト免疫が造血幹細胞からいかに体内で再構築されるかだけでなく,再構築された後のヒト免疫細胞による機能のin vivoでの解析も可能とした.一方,xenograft であるヒト化マウスでは,ヒト細胞がマウス環境で分化・成熟するために,環境からのシグナルが免疫細胞に正しく伝わらないリガンド・受容体の結合もある.そのため,環境をヒト化した新しいヒト化マウスを開発することで,よりヒト免疫に近い状態を再現し,human immunologyの発展に貢献すべく研究を進めている.
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/content/article/0039-2359/252010/125