No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎MHCテトラマーはエピトープとMHC分子の結合体を四量体化し螢光標識することで作成され,抗原特異的T 細胞を直接検出することができる.CD4 陽性T 細胞は抗原特異的免疫応答に関して重要な役割を担っており,抗原特異的CD4陽性T細胞の解析は疾患の病因・病態の解明に欠かせない.MHC classⅡテトラマーによるヒト疾患における抗原特異的T 細胞の解析は,アレルギー,セリアック病,多発性硬化症(MS),関節リウマチ(RA)などの疾患で行われている.テトラマーによる新規エピトープの検索,テトラマー陽性細胞の表現型解析による疾患の病態解明,テトラマー陽性細胞のT 細胞受容体の解析,治療前後でのテトラマー陽性細胞の変化の解析などの研究が,テトラマーを用いてヒト疾患を対象に行われている.一方で,研究室間でのテトラマー技術の標準化は今後の課題である.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/252010/139