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ヒトヘルパーT細胞サブセットの多様性と病態における役割
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JPY
Abstract
◎ヘルパーT細胞は,外来微生物に対する免疫応答の場で司令細胞として生体を防御をするが,逆にその分化の異常や過剰な活性化が自己免疫疾患やアレルギーなどの病態を引き起こす.近年の精力的な基礎研究により,あらたなヘルパーT細胞が同定されるとともに,それぞれのサブセットの間には可塑性・多様性が存在することが明らかになってきた.ヒトを対象とした免疫サブセット研究により,ヘルパーT細胞の分化と機能はマウスとヒトで異なることも指摘されている.ヘルパーT細胞の多様性が多くの免疫疾患の発症や遷延化にかかわることから,今後,ヒトにおけるヘルパーT細胞サブセットの多様性のメカニズムが解明されることによって,免疫疾患の本質的な病態の理解と免疫異常の是正をめざした病態制御ヘの進展が期待される.
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/content/article/0039-2359/252010/55