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JPY
Abstract
◎ ZFN/TALEN/CRISPR などゲノム編集技術は,従来のES 細胞による遺伝子改変技術よりも迅速かつ簡便に遺伝子改変動物を作製することができる.著者らは,これまで遺伝子改変技術がなかった実験用ラットにおいて,CRISPR/Cas9 を用いることでノックアウトラットの作製,一本鎖オリゴヌクレオチド(ssODN)によるSNP 置換,数十塩基挿入,レトロトランスポゾンなどの数kb 欠失といったさまざまなノックインラットの作製に成功している18).また,gRNA の認識配列特異性を利用して遺伝子の片側アリルだけを改変する“アレル特異的ゲノム編集”にも成功している.このような正確かつ効率的なゲノム編集技術は,ヒト疾患で同定されたSNP などの遺伝子変異反映したヒト疾患モデルラットの作製を可能にする.また,ヒト変異を正常配列に修復するといった遺伝子治療への利用も期待されている.
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/content/article/0039-2359/252020/171