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JPY
Abstract
◎かつてはAIDS という死の病であったhuman immunodeficiency virus(HIV)感染症も,抗HIV 剤の併用療法(ART)の進歩によりその発症がコントロール可能な慢性疾患となった.しかし,いまだにAIDS からの完全治癒(完治)を誘導する治療法は確立されていない.これまでその完治例はひとつの症例のみである.それはHIV感染抵抗性を示すCCR5 変異体(CCR5-Δ32)ホモ接合体ドナーの骨髄移植により成功した.しかし,少数の白人のみにみつかるCCR5-Δ32 ホモ接合体ドナーとレシピエント間のHLA 型の一致率は少なく,この治療法は一般化できない.本稿では,近年大きく進歩したAIDS 治療の問題点とその技術手法が急展開したゲノム編集法を利用するAIDSからの完治を目的とした治療法の今後の展望について,著者らの結果も含め紹介する.
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