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JPY
Abstract
◎手術によって根治が期待できるⅠ期非小細胞肺癌であっても,手術ができない,あるいは希望しない症例がある.このような患者に対して安全で確実な治療を開発することが,肺癌死亡を低減させるために重要な課題である.当院における肺癌に対する重粒子線治療は1994年11月から開始され,2012年12月までにのべ1,304名に行ってきた.末梢型Ⅰ期肺癌に対しては治療期間を6週間(18回分割照射)から3週間(9回分割照射),1週間(4回分割照射)としだいに短縮した.2003年から2012年にかけて1日で照射を終了する1回照射の線量増加試験を行い,36 GyE以上では5年局所制御率がT1で85.0%,T2では71.2%という結果を得た.中枢気道の早期扁平上皮癌や気管支外に腫瘤を形成する肺門部近接型肺癌,局所進行肺癌に対しても良好な局所制御が得られており,重粒子線治療は手術ができない患者にとって手術に代わりうる局所療法として,肺癌死亡の低減に貢献すると考える.
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