No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎重粒子線に陽子線もあわせた粒子線がん治療の研究はすでに60年以上に及ぶが,世界初の医用施設である1991年のアメリカ・ロマリンダ大学の陽子線治療施設と1994年の放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置(Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba:HIMAC)の建設からはまだ20 年あまり,そして量産型の施設の稼動からは10年あまりしか経過していない.陽子線では商用機の開発が1990 年代末から行われ,それらの普及は2000年代半ばからようやく進んで現在,6社が世界シェアを分けている.一方,重粒子線では2010年に群馬大学,2013年に九州国際重粒子線がん治療センター,2014年に上海市の施設が稼動し,商用機の普及の緒についたといえる.本稿では重粒子線がん治療施設の普及について,その歴史と現状,今後の展望について報告する.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/252030/249