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JPY
Abstract
◎劇症1型糖尿病では膵β細胞が非常に急激に破壊され,内因性インスリン分泌が枯渇し,糖尿病を発症する.2012年に診断基準の小改訂が行われた.劇症1型糖尿病のβ細胞傷害には,class Ⅱ HLA をはじめとする遺伝因子を背景に,ウイルス感染とそれに対する免疫応答の異常が関与していると考えられる.契機となるウイルスは多種に及ぶと推測されるが,エンテロウイルスおよびヘルペスウイルスでの検討が進んでいる.そのほかにもNK 細胞や制御性T 細胞が関係した免疫調節機構の異常が影響して,急激な免疫応答が生じた結果,β細胞傷害に至ると推測される.将来はISG15 などの抗ウイルス機構を増強させる治療法の開発も想定される.
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