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JPY
Abstract
◎ゲノムワイド関連解析(GWAS)の導入後,欧米人,日本人など複数の民族の解析から80 以上の2 型糖尿病感受性遺伝子領域が同定されている.多くは共通の感受性遺伝子領域と考えられているが,特定の民族でのみ関連が認められる領域も散見される.しかし,すべての情報を統合しても2 型糖尿病の遺伝的要因の10%程度しか説明できないと試算されており,現在のゲノム情報は疾患感受性機構の解明や,人種間での2 型糖尿病の表現型の違いを説明することには不十分といわざるをえない.今後,さらなるGWAS の規模拡大,およびいまだ解析の行われていない特定の民族でのGWAS により,あらたな感受性遺伝子領域の同定が必要である.加えて次世代シーケンサーを用いたrare variants 解析,さらにはエピゲノム・メタゲノム解析情報などの環境要因との統合解析が2 型糖尿病疾患感受性機構の全容解明には必要と考えられる.
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