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JPY
Abstract
◎小児・思春期糖尿病の治療目標は成人糖尿病と大きく変わるものではない.ただ,糖尿病の治療目標は個々のものといいつつ,小児・思春期患児は自我形成が未熟な未成年であること,食欲が人生のなかで一番旺盛な時期であること,成長にまつわるインスリン拮抗ホルモン分泌が上昇すること,治療スキルが未熟であること,目標を遵守することの理解が困難であることから,治療の管理を個人にゆだねることが困難である.また,糖尿病の管理が基本的には自己管理であることをこの年代の患児に押しつけることはできない.押しつけることによって自己評価を低下させることも起こりうる.たとえば摂食障害などを併発すると,自己管理がさらに困難になる.治療目標はあくまでも個々の能力に合ったものでなければならない.つまり,やる気がなければ治療目標は単なる紙切れにしかならない.
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