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インスリン分泌促進薬(SU,グリニド)の位置づけと適正使用
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JPY
Abstract
◎スルホニル尿素(SU)薬は,歴史の古い,しかも非常に有用なインスリン分泌を促進する経口糖尿病治療薬である.近年,細小血管障害抑制のみならず,大血管障害抑制に関してもエビデンスが出された.SU薬は,インスリン治療をすべき症例を除外し,食事・運動療法を徹底しても食前血糖高値である症例に使用する.有効限界量で血糖コントロールが改善しない場合は他剤との併用あるいはインスリン治療の導入を考慮する.副作用は低血糖であり,食前血糖をモニターし安全面に配慮して使用する.DPP-4阻害薬との併用は非常に有効であるが,重症低血糖をきたす可能性を念頭におき対処する.グリニド薬が適応となる症例は,膵β細胞機能がある程度保持され,空腹時血糖は比較的保たれているが,食後高血糖がみられる患者である.副作用として低血糖が起こりうるが,SU 薬に比べ相対力価が低く作用持続時間が短いため,その頻度は少ない.
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