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インスリン療法の位置づけと適正使用―インスリン療法のすべて
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JPY
Abstract
◎インスリンはすべての糖尿病薬のなかでもっとも長い90年以上にわたる歴史をもち,効果が確実,1単位ごとの微調節が可能で,妊娠例,小児や周術期を含めてほとんどの場面で使用できる.一方で,注射薬であるため内服薬に比べて手間がかかること,在宅自己注射管理料などもかかって費用がかさむこと,使い方次第では体重増加や低血糖を招きやすいこと,などのデメリットがあり,適応と使い方を十分に理解して用いる必要がある.これまでの臨床スタディの結果では,早期から低血糖や体重増加に注意して慎重にすこしずつインスリンを使用することが推奨される.できれば,糖毒性を取り除いてインスリンを減量していくことも意識して使用したい.周術期や集中治療室での点滴管理の場合には,ブドウ糖に合わせて速効型インスリンを経静脈的に投与する.本稿では糖尿病薬におけるインスリンの位置づけと適正使用について,基礎から最新の報告にも触れて解説する.
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