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JPY
Abstract
◎“先制医療”とは,疾患の発症を“予知”し,疾患が発症する前の“未病”の段階から治療介入することで,疾患の発症・進展を防ぐ医療である.“オーダーメイド医療”とは,同一の疾患であっても患者の病態や成因,薬物反応性や副作用出現などの点から,個人にとってもっとも有効かつ安全な治療法を選択する医療である.いずれも基盤となるのは医学,とくにゲノム医学の進歩であり,次世代シークエンサーの出現と相まって,今後急速に発展すると期待される.現在はがんや副作用予知など限られた分野でしか応用されていないが,国民健康増進のうえでも医療費削減の点からも,糖尿病をはじめとした生活習慣病の分野での実現が期待される.一方で,個人ゲノム情報への正しい理解と社会的インフラの整備が急務となっている.
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