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JPY
Abstract
◎従来,わが国では痛みやもたれなど症状を伴ういわゆる症候性胃炎も慢性胃炎として保険診療が行われていた.しかし,2013年にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎や機能性ディスペプシア(FD)の保険病名が承認されたのに伴い,これまでの慢性胃炎はその病因に沿って分類されるようになってきた.すなわち,ピロリ菌感染による組織学的胃炎は器質的疾患と認識されたともいえる.現在の臨床診断現場では,FDは機能的疾患としては独立し,その区別が明確になったともいえる.しかし,組織学的胃炎とFDにはオーバーラップも認めており,除菌後にも症状が残存する症例を多く認める.今後もピロリ菌関連ディスペプシアなどの解明も含めて検討が必要である.
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