No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎食物アレルギーに対する経口免疫療法(OIT)では,多くの症例で症状誘発の閾値を上昇させることができる.治療反応性は症例の重症度や抗原によって異なり,牛乳アレルギーでは治療に難渋する.一方,治療による誘発症状はほとんどの症例で経験し,患者の重症度にかかわらずまれにアドレナリン自己注射薬を必要とすることがあるため,症状誘発時の対応についてかならず準備が必要である.解決すべき問題点として,好酸球性腸炎の合併や管理不要となる耐性化判断の目安がないことなどが指摘されているため,現時点での一般診療化は勧められない.舌下免疫療法(SLIT),経皮免疫療法(EPIT),抗IgE モノクローナル抗体を用いた治療など新しい治療も試みられており,今後は患者の重症度に応じたOITによる治療成果が期待される.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/252090/945