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JPY
Abstract
◎拡張型心筋症(DCM)は厚生労働省の難治性疾患に指定され,現在,心臓移植に至る理由としてもっとも多くなっている.DCMの発症機序はまだよくわかっておらず,病態メカニズムの解明が強く望まれている.本稿では,DCMモデル動物であるJ2N-kハムスターの心筋組織中の親水性代謝物をメタボローム解析した結果について紹介する.DCMの心筋組織においては,エネルギー産生の停滞による心臓のポンプ機能の減弱,酸化ストレスの増大,一酸化窒素産生ならびに尿素回路機能の低下を示唆するような結果が得られた.これらの現象がヒトでもあてはまるかは今後の研究が必要であるが,DCMの診断法の開発や新規治療標的の同定に役立つのではないかと考えている.
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