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JPY
Abstract
◎心筋症の診断における心臓核医学検査の貢献は,第一には心筋血流イメージング法を利用したもので,合併する虚血病態の観察に基づいて重症度評価(予後評価)を行う.その代表が肥大型心筋症(HCM)への応用である.心筋症では冠動脈疾患と異なりびまん性の心筋血流障害が多いため,SPECTによる相対的な血流評価には限界があり,今後はPET による定量的局所血流量計測が重用されるであろう.第二は病態因子に特異的なイメージング法を利用して心筋症の鑑別診断を行うものである.現在のところ,心臓サルコイドーシスへの炎症イメージング(Ga-67 イメージング,F-18 FDG PET)の応用,心臓アミロイドーシスへのTc-99 m ピロリン酸(PYP)イメージングの応用に有用性が認められる.本分野はトレーサー医学としての核医学がもっとも威力を発揮する分野であり,難病とされる各種心筋症に対して効果的なトレーサー診断の技術開発が進むことに期待したい
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/content/article/0039-2359/252100/1061