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JPY
Abstract
◎サルコイドーシスは,全身の諸臓器に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫をきたす原因不明の炎症性疾患である.日本人における心臓病変の合併例は欧米人に比べ高く,高度房室ブロック,心室性不整脈や心不全などの臨床症状を呈し,サルコイドーシスの死因の多くを占める重要な合併症である.心サルコイドーシス(心サ症)は早期の診断と治療開始が重要であるが,心筋生検の診断感度の低さなどから診断に苦慮する例も少なくない.最近では心臓MRIやFDG-PETの有用性が報告されている.また,心臓以外の臓器にはサルコイドーシス所見を認めない心臓限局性心サ症が存在することが知られ,どのように診断するかも課題としてあげられている.治療においては,ステロイドによる免疫抑制療法に加え,心不全に対してACE 阻害薬やβ遮断薬などの薬剤や,不整脈に対して植込み型除細動器(ICD)を適切に使用することによって予後の改善が期待されている.
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