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JPY
Abstract
◎グループ2 自然リンパ球(ILC2s)は,2010 年に同定された新しい自然リンパ球である.IL-33 に反応して大量のIL-5 やIL-13 などの2 型サイトカインを産生し,獲得免疫を介さずに好酸球浸潤や杯細胞過形成を誘導する.IL-33 受容体を有する細胞は多数存在するが,そのなかでもILC2s は,IL-33 により誘導される自然型アレルギー反応においてもっとも重要な細胞であると考えられる.当初は腸間膜(FALC)やリンパ節,脾臓などの限られた組織にしか存在しないと考えられていたが,現在では全身のさまざまな臓器にILC2s が存在することが明らかとなり,ヒトにおいても同様の細胞が同定され,気管支喘息や好酸球性副鼻腔炎,アトピー性皮膚炎などの疾患との関連が報告されている.本稿ではIL-33 とILC2s の関連に関して,著者らのデータも含めて解説したい.
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