No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎持続する慢性疼痛はQOL を低下させる辛い症状である.がんサバイバーでは手術・化学療法・放射線照射などの抗がん治療が,その目的が完治であったにせよ緩和的であったにせよ,慢性疼痛の原因になることが多い.ステロイド,造血細胞移植などの抗がん治療以外も痛みの原因になりうる.患者は遠慮して痛みを伝えないことが多いので,繰り返してアセスメントする.そのアプローチの特徴は,身体要因への対処のほか心理社会的要因への対処を組み合わせて行うことである.また,痛みの鑑別診断で最重要なものは腫瘍再発であり,再発の唯一のサインが痛みのこともあるため,精査・治療も同時に行っていかなければいけないことである.痛みの性状を適切に把握し,原発巣・転移巣への抗がん治療と並行して,鎮痛薬,鎮痛補助薬,画像下治療などを適宜選択していく.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/252130/1255