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JPY
Abstract
◎がん患者の家族は,“第2 の患者”といわれるほど精神的苦悩を抱えている.医療者は家族への労いの言葉がけ,ストレスマネジメントなどの心理教育,相談窓口の案内など,家族にも配慮した関わりが求められる.とくに若年患者の家族は,親,配偶者だけでなく,患者の子どもも苦悩を抱えており,支援が必要である.子どもは親の異変に気づいており,その原因を自分に求める傾向がある.子どもの不安を軽減するためには,病気について説明し,家族内でオープンなコミュニケーションをとることが望ましい.状況によっては医療者が子どもに病気や治療について説明することも有効である.大切な人ががんに罹患することは家族にとって大きな衝撃であるが,その体験を通じて家族全体が成長し,絆を深めることにもなりうる.医療者は患者だけでなく家族にも心を配り,困難を乗り越えていけるよう支援していくこと望まれる.
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