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JPY
Abstract
◎がん患者における経済的な負担は医療費負担だけみると平均24 万円/yr であり,金額的には大きすぎるものではない.しかし,働き世代のがん患者においては収入が減少するため,節約するなどの努力が必要で,さらに先がみえない不安は大きい.また,家計が圧迫されながらも自宅や生命保険などの資産をもっている場合などは,公的な支援を求めることも難しい状況にある.一方,利用できる制度の窓口はバラバラで情報を得にくく,さらに申請主義であることから,患者自身の主体的な行動が必要となる.このように患者の経済的痛みには,医療費負担だけではなく支援制度も影響している.そのため情報検索システムを構築するなどの方法を取っているものの,さらなる根本的な問題解決に至るためには,専門職や金融機関などを巻き込んだ広義のチーム医療体制づくりが必要であるといえる.
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