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JPY
Abstract
◎エボラ出血熱やマールブルグ病に対する承認薬や認可ワクチンは現時点で存在しない.現在,西アフリカでこれまでに例をみない大きな規模でエボラ出血熱のアウトブレイクが発生しており,その終息には効果的なワクチンや抗ウイルス薬の現地導入が必要であるという意見も多く,WHO は未承認のワクチンや抗ウイルス薬の使用も提案している.抗エボラ薬としてはわが国で開発されたファビピラビルや抗体薬であるZMapp が動物実験で効果が確認されており,実際に西アフリカで感染した一部の医療従事者等への投与も報告されている.また,ワクチン開発に関してもアデノウイルスや水疱性口炎ウイルスをベクターとしたワクチンはサルを使った実験で有効性が報告されており,現在臨床試験が急いで展開されている.このような動きを受けて年内には,複数の抗エボラ薬,エボラワクチンが承認されるという期待が高まっている.
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