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匂いの脳機能イメージング―嗅覚機能へのfMRIの応用
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JPY
Abstract
◎匂い分子受容体遺伝子が発見されて以来,嗅覚研究はめざましい発展を遂げている.とくに,匂い分子受容体を含む嗅細胞から嗅球にかけて,形態や機能に関する理解は著しく進歩した.一方で,匂い情報が脳内でどのように処理され,知覚が形成されるのかについては,まだ十分な理解が得られていない.脳機能イメージングは非侵襲に脳活動を計測でき,さらに現在では計測法や解析法が成熟しつつあるため,脳内情報処理メカニズムの解明に重要な役割を果たしている.しかし,嗅覚機能の精度の高い計測法はいぜんとして発展途上にあり,現在においても脳機能イメージングの利用は限定的である.本稿では,嗅覚研究における脳機能イメージングの現状を解説し,脳機能イメージングのなかでも利用の多い機能的磁気共鳴画像法(fMRI)によって明らかになった嗅覚脳内情報処理機構について紹介する.
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