No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎アロマセラピーで用いられるエッセンシャルオイルには,さまざまな薬理作用のあることが知られている.これらの作用機構のひとつとして嗅覚経路があげられる.すなわち,香り成分が嗅上皮に達し,そこから嗅球に至る.やがてその情報は大脳辺縁系を経て視床下部に伝えられ,自律神経系,内分泌系,免疫系に影響を及ぼす.エッセンシャルオイルはリラクセーションを誘導し,抗不安作用を発現する結果,睡眠改善をもたらす.実際に,不眠症の患者に用いることもできる.また,エッセンシャルオイルの香りは認知機能の改善をはかることもできることから,認知症の予防や治療効果にも期待できる.エッセンシャルオイルを用いるアロマセラピーはリラクセーション誘導,抗不安作用,不眠の改善や,認知機能改善をももたらすことから,ストレスの多い現代社会あるいは高齢化社会においては有用な役割を果たすものと期待される.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/253060/499