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JPY
Abstract
◎現在,実践できる抗加齢の理論として,カロリーリストリクション仮説(CR 仮説)と酸化ストレス仮説(ROS 仮説)がある.CR 仮説に対しては,これを裏づけるさまざまな研究が報告されてきている.CR によってニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)依存性のサーチュインがヒストンやp53,FOXO などのさまざまな蛋白質を脱アセチル化して遺伝子発現を調節していることがわかってきた.最近ではサーチュインの過剰発現によって寿命延長マウスモデルも報告されている.また,AGE1 遺伝子やDAF2 遺伝子の変異でみられる寿命の延長は,その後の研究でこれらがIGF/insulin 経路の遺伝子であることがわかり,CR 仮説を裏づけることとなった.さらに,CR によるmTOR 抑制から活性化されるオートファジー,またCR によるケトン体の増加が酸化ストレスの抑制と結びつくなど,そのメカニズムの一端がみえてきたとともに,CR 仮説を背景とするさまざまな研究が進められている.
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