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JPY
Abstract
◎フレイルは加齢に伴って予備能が低下し,恒常性が破綻し,要介護や死亡などをきたしやすい状態である.フレイルには,①体重減少,易疲労感,活動性低下,歩行速度低下,筋力低下で定義される狭義のフレイルと,②日常生活動作(ADL)低下,認知機能低下,うつ,社会サポート不足を含んだ広義のフレイルとがある.インスリン抵抗性,ホルモン異常,動脈硬化,炎症,低栄養などがフレイルの機序としてあげられる.高齢糖尿病患者のフレイルは高血糖,低血糖,大血管障害と関連する.フレイルを予防するためには筋力トレーニングを含む運動,栄養サポート,高血糖や重症低血糖の予防が大切である.フレイルがすでにある場合には柔軟な血糖コントロール目標を設定し,低血糖を避けるとともに,治療の単純化を行うことが大切である.
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