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わが国におけるパルボウイルスB19母子感染の実態調査
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JPY
Abstract
◎伝染性紅斑はパルボウイルスB19(PVB19)感染のおもな症状である.妊娠中のPVB19 初感染によって胎児水腫や胎児死亡をきたすことがある.“全国産科施設を対象とした妊婦感染症スクリーニングと先天性感染の実態調査”を行った2011 年は,4 年ぶりの伝染性紅斑流行年であった.回答を得た全国1,990 施設(総分娩数788,673 件)において先天性PVB19 感染を69 人に認め,その71%が流死産となっていた.そして先天性感染例の54%に子どもを主とする家族の伝染性紅斑発症を認めた.また,感染が妊娠早期であるほど,胎児水腫が高率に発生していた.分娩例17 人(症候性3,無症候性14)の転帰は,新生児死亡2,生存15(後遺症なし14,後遺症あり1)であった.妊娠予定の女性に対して,妊娠中のPVB19 感染リスクに関する啓発と教育が必要である.
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