No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎脳梗塞全体の約1/4 は原因不明あるいは原因が特定されない脳梗塞(cryptogenic stroke:潜因性脳卒中)であるが,その大部分は塞栓性梗塞である.ESUS はこれら原因不明の脳塞栓症をまとめた概念として,2014年Hurt らにより提唱された.想定される塞栓源は,塞栓源として確立されていない心疾患,潜在性の発作性心房細動,潜在性の悪性腫瘍,動脈原性塞栓,卵円孔開存,である.脳卒中臨床ではこれらの塞栓源を特定するように診療がなされているが,近年非ビタミンK 依存性経口抗凝固薬(NOAC)の登場により,従来抗血小板薬が選択されてきたESUS に対して,NOAC の適応が検討されている.ダビガトランとリバーロキサバンについて,アスピリンと有効性・安全性を比較検討した国際共同臨床試験が進行中であり,わが国からも多くの施設が参加しており,その結果の発表が期待される.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/254010/83