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JPY
Abstract
◎分泌蛋白質や膜蛋白質はリボソームで合成された後,小胞体で成熟するが,小胞体の機能が阻害されると小胞体に未成熟な不良蛋白質が蓄積する.この状態を小胞体ストレスとよび,細胞は不良蛋白質を低減するためunfolded protein response(UPR)とよばれる防御機構を作動させる.UPR では小胞体膜貫通型のセンサー分子IRE1,ATF6,PERK が働くことで,小胞体外にシグナルが伝えられ,遺伝子誘導など種々の細胞応答が起こる.また,UPR のひとつである小胞体の蛋白質分解系(ERAD)では不良蛋白質を小胞体から排出し,細胞質のユビキチン-プロテアソーム系で分解している.小胞体ストレスは神経変性疾患,糖尿病,メタボリックシンドローム(MetS),および癌など多くの疾患との関連性が報告されており,発症機序解明や治療法開発の視点からも注目が集まっている.
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