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ミトコンドリア局在型プロテインホスファターゼPGAM5 とストレス応答
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JPY
Abstract
◎ミトコンドリアは細胞内のATP 産生の中枢として機能するだけでなく,アポトーシス誘導やウイルス感染応答といった細胞内のストレス応答のプラットフォームとしても機能する.一方で,ミトコンドリア自身もATP 産生に伴い発生した漏出性ROS など,つねにさまざまなストレスに曝されている.最近では,こうしたストレスからミトコンドリア自身の品質を維持するための機構もまた,ミトコンドリアに備わっていることが徐々に明らかとなってきた.とくに,ミトコンドリア選択的オートファジー(マイトファジー)やミトコンドリア不良蛋白質応答(mtUPR)などの発見に伴い,ミトコンドリアストレス応答研究はいま,あらたな盛りあがりをみせている.著者らは,このようにストレス応答とのかかわりが非常に高いオルガネラのひとつとしてのミトコンドリアに着目し,このオルガネラに局在するストレス応答分子の機能解析を行っている.本稿では,そのような分子のひとつである新規ミトコンドリア局在型Ser/Thr プロテインホスファターゼPGAM5 について,著者らがこの分子を同定した経緯から国内外からの最近の報告を概説したい.
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/content/article/0039-2359/254050/419