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JPY
Abstract
◎さまざまな細胞内の生理機能を担うミトコンドリアは必須なオルガネラであり,その機能と形態的な特徴との関連性が注目されている.ミトコンドリアはチューブ状の膜構造であり,それがたがいにつながりネットワーク構造を形成し,細胞のすみずみにまで広がっている.ミトコンドリアどうしの膜融合と分裂はその形態を決める重要な因子であり,もっともよく研究が進んでいる.しかし,ミトコンドリアの内側にクリステ構造とよばれる内膜構造があり,そこには酸化的リン酸化をつかさどる酵素群が集積している.また,ミトコンドリアはモーター蛋白質により細胞内を運搬されており,神経細胞などの極性をもった細胞のすみずみにまでエネルギーを運ぶのに大きく寄与している.近年,このようなミトコンドリアの膜形態やその動きを制御する因子がしだいに明らかになってきた.本稿ではこれらの因子の機能を概説するとともに,疾患との関連性についても述べる.
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/content/article/0039-2359/254050/447