No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
自然免疫における一本鎖RNA 認識Toll 様受容体8の構造基盤およびその医薬応用
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎ Toll 様受容体TLR8 は,ウイルスや細菌に由来する一本鎖RNA を認識して自然免疫反応を引き起こす.また,化学的に合成された化合物によっても活性化される.化学的にも構造的にも大きく異なる両者が,どのようにしてTLR8 を活性化するかは不明であった.著者は,TLR8 の構造科学的な研究を通して,化学合成リガンドおよび一本鎖RNA の認識機構を明らかにするとともに,TLR8 は二量体構造を再構成することにより細胞の内部にシグナルを伝達することを解明した.TLR8 はウリジンセンサーであり,一本鎖RNA の分解産物であるウリジンおよびオリゴヌクレオチドによる協調的な効果により,活性化されることを示した.さらに,TLR8 の構造情報をもとにして,新規骨格をもつ化合物の創製にも成功した.構造情報のさらなる医薬への応用が期待される.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/254080/541