No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
アルコール摂取に伴う糖代謝に対する作用には多面性があり,アルコール摂取の影響で血糖値が低下する場合と血糖値が上昇する場合がある.アルコールによる血糖降下作用として,古典的には肝における糖新生の抑制が上げられ,近年はアディポネクチンの分泌増加に伴うインスリン抵抗性改善効果が報告された.血糖上昇の原因として“食欲抑制の解除”にちなんだ食事の過剰摂取の影響は甚大であるが,肝細胞内脂肪蓄積,インスリン標的臓器のおけるインスリンシグナル伝達経路の阻害,膵β細胞におけるインスリン分泌抑制などの機構も指摘されている.疫学研究では,適量のアルコール摂取による糖尿病発症の予防効果,糖尿病患者における予後改善効果が報告されている.糖尿病関連疾患においては,アルコール摂取への適切な介入により生活の質の改善が期待される.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/254100/929