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JPY
Abstract
アルコール摂取や内臓肥満により脂肪性肝炎を生じ,両者の病態には共通点が多く認められることから,肥満はアルコール性肝障害進展のリスク因子となり,過度の飲酒はメタボリックシンドローム(MetS)の促進因子となることが考えられる.飲酒がMetS の構成因子に及ぼす影響では,飲酒による高血圧発症リスクの増加,中性脂肪上昇などの有害事象のほかに,“適正飲酒”によるHDL コレステロール上昇,心血管疾患発症率の低下,インスリン抵抗性の改善などの好ましい効果も指摘されている.このことから,飲酒がMetS 発症を促進するかどうかに関する研究結果はかならずしも一致していない.これらの臨床研究の解釈には,アルコール代謝の人種差も考慮する必要がある.
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