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JPY
Abstract
世界保健機構(WHO)国際疾病分類第10 版(ICD-10)用いて推計された患者数と,実際に医療機関にかかっている患者数との大きな乖離が報告されている.さらに,アメリカ精神医学会の精神障害の診断と統計マニュアル第5 版(DSM-Ⅴ)ではアルコール依存症と乱用の概念が放棄され,従来上位概念であったアルコール使用障害として統一され,診断閾値が下がっている.これらは,これからは従来よりも軽症の症例を医療が扱う可能性を示すものといえる.したがって,治療についても診断の基準が変われば当然変化が予想される.本稿ではわが国におけるアルコール依存症の実態について述べ,診断基準の変化にも言及したうえでアルコール依存症の治療を,これまでのそれとこれからの試みである軽症例について述べる.
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