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JPY
Abstract
アルコールの過剰使用は,健康障害のリスク要因である.プライマリケアの現場では,高血圧や糖尿病といった健康問題に比べるとやや特殊な問題と思われがちであるが,プライマリケア医の“印象”以上にアルコール問題を抱えた患者がたくさんいる.そのため,アルコール問題のスクリーニング,介入,適切な紹介・連携を効果的にかつ簡便に行うことが必要であり,そのための枠組みが“SBIRT(Screening,brief intervention,and referral to treatment;エスバート)”である.まず,Screening によって患者を“ふるい分け”,Briefintervention により“介入”し,危険な飲酒患者には節酒を勧め,“乱用“や“依存症”患者には断酒を勧め,Referral to treatment によって専門治療の必要な患者には“紹介”を行う.そのなかでもアルコール依存症に至っていない危険な飲酒を行っている患者は,プライマリケア医が多くの医療資源を投入することなく積極的に飲酒行動の変容に介入できる段階にいる.したがって,プライマリケア医は節酒の必要性を繰り返し説明し,粘り強くかかわり続けることが大切である.
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