No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
難治性心不全に対する補助循環―急性期からdestination まで
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎心臓ポンプ機能を機械的に補助する補助循環は,難治性心不全に対して適応が検討される.この補助循環の目的は全身循環の改善・維持をはかるとともに,自己心機能の回復(BTR),他の補助循環へのつなぎ(BTB)あるいは心臓移植までのつなぎ(BTT)をめざすことである.また心不全が急激に進行する急性心不全においては,補助循環を行うことで今後の治療方針を検討・決定するまで全身循環を維持することが可能となる(BTD).補助循環を適応することにより時間的猶予を得ることができる(“Earn the time”).今後,欧米で行われている心臓移植の適応のない患者に対する長期在宅治療(DT)についても,わが国への導入が検討されている.補助循環を行うことにより,全身循環が良好に維持された状況において,心臓以外の脳を含む諸臓器機能不全などでその治療目的が達成できないと考えられる場合(終末期)には,補助循環の継続について検討することが重要である.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/254110/1039