No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
難治性心不全診療における意思決定支援―アドバンスケアプランニングの実践と課題
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎ 2012 年,アメリカ心臓協会(AHA)は末期心不全患者の意思決定支援において,積極的なアドバンスケアプランニング(ACP)を推奨した.ACP は望む治療と生き方について事前に対話するプロセスであり,終末期の判断が困難な末期心不全において,患者の自律を尊重した終末期医療の実現に寄与する意思決定の概念である.ACP のアプローチは患者・家族,医療者を含めた共同意思決定(shared decision making)が望ましく,慢性心不全の治療選択肢は病期に応じて多様であるという特徴から,病状の変化のたびに経過を見直し,患者の意向や治療目標を継続して見直すプロセスをたどる必要がある.しかし,わが国では死をタブー視する文化があり,終末期医療について家族と話し合ったことがない患者が多い.死はだれにでも訪れるものであり特別なものではない.日常から家族や医療者とい後について考える機会をもち,生と死に対する考えを共有することが,その人たちしい終末期医療の実現において重要である.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/254110/1057