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【精神・神経・睡眠・摂食】 オキシトシン受容体―その社会性の障害との関連
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JPY
Abstract
◎クラスⅠのG 蛋白質共役受容体ファミリーに属するオキシトシン受容体(Oxtr)は,この受容体を介した社会行動へのオキシトシンの作用や,さらには社会性の障害を主徴とする自閉スペクトラム症(ASD)におけるあらたな治療薬としての可能性とともに,近年とくに注目を集めている.本稿では,社会性との関連を中心にOxtr についての実験動物およびヒトにおける近年の知見を概観する.さらに,オキシトシンの点鼻投与がASD の社会性の障害やその基盤をなす扁桃体や内側前頭前野や前部帯状回の機能不全に奏効するという現象は,Oxtr 遺伝子多型の表現型や中間表現型として考えられる社会性の障害やその脳基盤に対して,外因性のオキシトシン投与が修飾作用を発現している現象として理解できることを指摘する.
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