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炎症性腸疾患における疾患活動性評価方法―Treat-to-target をめざして
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JPY
Abstract
◎炎症性腸疾患(IBD)の治療決定には正しく客観的な活動性評価が不可欠である.近年では慢性疾患においてtreat-to-target が提唱され,IBD においても治療法の進歩により臨床的寛解から粘膜治癒へと治療目標が変わりつつある.これまで潰瘍性大腸炎(UC),クローン病(CD)ともに多数の臨床的および内視鏡的指標が提唱されている.UC では臨床的にはCAI,DAI,Lichtiger Index が,内視鏡的にはMES,EI,UCEIS,UCCIS などが提唱されているが,どのスコアも一長一短であり,病変範囲や炎症程度の推移や粘膜治癒を評価するための統一したスコアがなく,champion index というべきスコアが必要である.CD では臨床的にはCDAI があり,多くの研究においても採択されているが,測定に7 日間を要し臨床検査などを含みやや煩雑であるため,日本では簡便なIOIBD も多用されている.内視鏡的にはCDEIS,SES-CD が使用されているが,大腸病変に主眼をおいた指標であることや煩雑な点が問題である.最近,小腸の評価法としてMREC とSBE を比較した報告も出されており,今後CD においても,小腸を含めた粘膜治癒の評価法が求められている.
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