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JPY
Abstract
◎医師国家試験は医師法第9 条を根拠法とし,毎年1 回3 日間で実施される.多肢選択形式の問題が500 題出題され,合格基準は,必修問題が80%の絶対評価,一般問題と臨床実地問題が相対評価である.合格率は約90%である.問題点・課題としては,①現在の出題形式と評価基準で,医師にしてよい受験者とすべきでない受験者を適切に判別できているのかを検証する必要がある.②資格試験にもかかわらず相対評価を用いていることに対する批判があるが,問題の難易度の調整は難しいので,当面はやむをえないと考える.③現在の国家試験では技能を評価できていないので,OSCE を導入すべきであるとの意見があるが,信頼性の保証と必要な人員の確保に問題があり,まだ検討中の段階である.④国家試験が臨床実習の充実と卒後の臨床研修へのシームレスな移行を阻害しているという意見があり,将来的には分野別評価を受けて教育の質を保証された医学部・医科大学が責任をもって学生を評価することにより国家試験を廃止する方向に進むのが最良であると考える.
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/content/article/0039-2359/256110/1165