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セクレターゼの構造活性相関に基づくアミロイドβ産生制御
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JPY
Abstract
◎アルツハイマー病(AD)の分子病態解明および創薬研究は,患者脳の病理学,生化学研究に加えて,1990 年代に精力的に進められた家族性AD(FAD)の遺伝学・分子生物学研究を契機に飛躍的に進んだ.とくに早期発症型FAD に連鎖する遺伝子変異の研究成果から,βおよびγセクレターゼによって産生されるアミロイドβ蛋白(Aβ)の脳内存在量の制御は発症機序に基づいた疾患修飾薬となることが期待され,Aβ産生および分解にかかわる分子群を対象とした創薬が進められてきた.さらにこれらセクレターゼの基礎生物学的研究は,膜蛋白質の構造生物学や中枢神経系への薬物動態学などこれまで困難とされてきた分野に新しい知見と技術革新をもたらしている.本稿においては,βおよびγセクレターゼの構造活性相関に基づくAβ産生制御によるAD 治療・予防法の開発における最近の知見を述べる.
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/content/article/0039-2359/257050/349