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免疫チェックポイント阻害剤の効果増強をめざした併用療法の開発試験
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JPY
Abstract
◎免疫チェックポイント阻害剤である抗programmed death 1(PD-1),PD-1 リガンド1(PD-L1)抗体や抗cytotoxic T-lymphocyte-associated protein 4(CTLA-4)抗体は,単独療法としてさまざまな悪性腫瘍に対する延命効果を示し,臨床導入されている.一方で多くの癌腫に対する単独療法としての奏効割合は20%前後であり,半数前後の症例においては短期間で病状進行が認められることが現状である.免疫チェックポイント阻害剤の効果を増強するために,①免疫チェックポイント阻害剤どうしの併用,②化学療法・分子標的剤との併用,③局所治療としての放射線・腫瘍溶解ウイルス製剤との併用などのさまざまな併用療法が臨床試験において検討されている.とくに抗PD1 抗体と抗CTLA-4 抗体の併用は悪性黒色腫に対する第Ⅲ相試験でそれぞれの単独療法よりも無増悪生存期間を有意に延長し,各癌種における臨床試験が実施されている.適切な併用療法を選択するための免疫モニタリングを通じて,個々の症例に対する適切な免疫療法あるいは複合療法を選択可能な個別化医療の達成が望まれる.
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/content/article/0039-2359/258050/471