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JPY
Abstract
◎全身性アミロイドーシスは,どのタイプも全身諸臓器に同じような沈着態度を示すわけではない.アミロイドのタイプによっては,沈着しやすい臓器がある程度限られる.AL アミロイドーシスは症例によって沈着態度が異なる.この原因として,アミロイド前駆体蛋白である免疫グロブリン軽鎖のアミノ酸配列の違いが関与していることが示唆されている.限局性アミロイドーシスでは局所でアミロイド前駆体蛋白が産生され,その近傍でアミロイド沈着が起こるため,アミロイドのタイプにより沈着臓器が異なる.アミロイドの病理組織学的診断に必要なコンゴーレッド染色の染色性もアミロイドのタイプによって異なる.とくにAL アミロイドーシスでは症例によって染色性が異なり,さらには臓器・組織学的な部位によって染色性が異なることもある.コンゴーレッド染色標本の螢光観察はアミロイドーシスの組織診断の定義ではないが,十分診断の補助になりうる.
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