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JPY
Abstract
◎エボラウイルスは,ヒトを含む霊長動物に重篤な出血熱(エボラ出血熱またはエボラウイルス病)を引き起こす病原体として知られている.エボラウイルスに対して効果的なワクチンおよび抗ウイルス薬は実用化されていない.エボラ出血熱の発生は,散発的でアフリカに限局しているが,2000 年以降発生頻度が増加している.とくに,2013 年12 月にギニアで発生したエボラ出血熱は過去に類をみない大規模な流行となり,西アフリカ諸国のみならず欧米でも感染者を出し,世界的な問題となった.この流行を契機に,エボラ出血熱の予防・治療・診断法の研究開発が加速し,未承認のワクチンおよび治療薬が試されるとともに,実用化に向け臨床試験も盛んに進められている.本稿では,エボラ出血熱の研究の現状と最新の知見を紹介する.
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/content/article/0039-2359/258070/803