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JPY
Abstract
◎創傷治療の基本は創面保護とともに創面環境調整(WBP)と湿潤環境下療法(MWH)を行うことであり,創を急性期とそれ以降の慢性期に分けて対処する.発症後1~3 週の急性創傷と真皮までの浅い慢性創傷では創面保護とMWH を心がける.皮下組織に達する深い慢性創傷に対しては創面保護とともに,治療前半(黒色期,黄色期)ではTIME あるいはDESIGNⓇコンセプトによるWBP,後半(赤色期,白色期)ではMWH を心がける.なお,WBP とは創傷の治癒を促進するために創面の環境を整えることであり,具体的には壊死組織の除去,細菌負荷の軽減,創部の乾燥防止,過剰な滲出液の制御,ポケットや創縁の処理を行うことである.MWHとは創面を湿潤した環境に保持する方法であり,滲出液に含まれる多核白血球,マクロファージ,酵素,細胞増殖因子などを創面に保持するものである.また,自己融解を促進して壊死組織除去に有効であり,細胞遊走を妨げない環境でもある.
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/content/article/0039-2359/258090/849